シーバスのビッグベイト入門|おすすめ9選とタックル・釣り方

更新日: 投稿日: タックルルアー初心者向け
ビッグベイト入門

シーバスのビッグベイトゲームには、通常サイズのルアーでは味わいにくい迫力があります。

大型ルアーをキャストし、水面を割ってシーバスが飛び出す瞬間や、S字を描くルアーへ大型シーバスが追尾してくる場面は、ビッグベイトならではの魅力です。

一方で、ビッグベイトには「何mm以上」「何g以上」という明確な定義がありません。

そこで本記事では、メーカーが「元祖S字系」と掲げるガンクラフトのジョインテッドクロー178を基準にします。

ジョインテッドクロー178は、全長178mm・2ozクラスです。

本記事では、このサイズと重量の前後にある大型ルアーを、シーバス用ビッグベイトとして紹介します。

今回紹介するおすすめルアーは、次の9製品です。

ジャンルおすすめルアー
トップウォーターメガバス MEGADOG 180
トップウォーターエバーグリーン アマゾンペンシル
トップウォーターWooDream D-BONITO180
ビッグミノーエバーグリーン ストリームデーモン
ビッグミノーDUO タイドミノーゴースト170F HIGH TORQUE
ジョイントガンクラフト ジョインテッドクロー178
ジョイントDRT TiNY KLASH Low
ジョイントELEMENTS Davinci 190 SW
ジョイントDRT KLASH9 Low

初めて購入するときは、単純に人気や大きさだけで選ぶのではなく、狙いたいレンジ、ルアーの重さ、操作方法から選ぶことが大切です。

水面を狙うならアマゾンペンシルやD-BONITO180、S字系から始めるならジョインテッドクロー178、チューニングも楽しみたいならTiNY KLASH Lowが候補になります。

この記事では、シーバス用ビッグベイトのおすすめ9選に加えて、ロッド・リール・PEラインなどのタックル、狙いやすい時期や場所、基本的な釣り方まで解説します。

シーバス用ビッグベイトで最初に選びたい3本

9製品の中から最初の1本を選ぶなら、次の3製品がおすすめです。

目的おすすめルアー特徴
トップウォーターから始めたいエバーグリーン アマゾンペンシルドッグウォークさせやすく、ラトル音でもアピールできる
S字系から始めたいジョインテッドクロー178ただ巻きでナチュラルなS字を描く
チューニングを楽しみたいDRT TiNY KLASH Lowリップやテールでアクションを変更できる

アマゾンペンシルは43g、ジョインテッドクロー178とTiNY KLASH Lowは2ozクラスです。

100gを超えるKLASH9 Lowと比較するとキャスト時の負担を抑えやすく、対応するロッドも選びやすくなります。

静かなトップウォーターで狙いたい場合は、ノンラトルのD-BONITO180も候補です。

ただし、いずれも一般的なMLクラスのシーバスロッドで無理に投げるルアーではありません。購入前にロッドの適合ルアー重量を確認してください。

シーバス用ビッグベイトとは

ビッグベイトとは

ビッグベイトには、共通したサイズや重量の定義がありません。

150mmを超えるルアーをビッグベイトと呼ぶ場合もあれば、2oz以上を基準にする場合もあります。

本記事では、次の条件に当てはまるルアーを中心に紹介します。

  • 全長160〜230mm前後
  • 重量30〜115g前後
  • 一般的なシーバスルアーより大きなシルエット
  • 強い水押しや波動を発生させる
  • コノシロやボラなどの大型ベイトを表現できる

その中心となるのが、全長178mm・2ozクラスのジョインテッドクロー178です。

ストリームデーモンは33.5g、アマゾンペンシルは43gと2ozより軽いものの、大型シルエットと強い水押しを持つため、本記事ではビッグベイトに含めています。

サイズや重量だけで機械的に区切らず、ルアーのシルエット、水押し、使用するタックルも含めて判断しています。

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ビッグベイトの魅力は大きさだけではない

ダヴィンチ190

大きなシルエットと水押しでアピールできる

ビッグベイトは、通常サイズのミノーやシンキングペンシルよりシルエットが大きく、強い水押しを発生させます。

コノシロやボラなどの大型ベイトを捕食しているシーバスに対して、存在感のあるルアーを見せられる点が特徴です。

水が濁っている状況や、ベイトが大量にいるため小型ルアーが目立ちにくい状況でも、強い波動やラトル音でアピールできます。

バイトが見える釣りを楽しめる

トップウォーター系では、シーバスが水面を割ってルアーへ襲いかかる迫力ある瞬間を確認できます。

ジョイント系でも、足元まで大型シーバスが追尾してくることがあり、通常サイズのルアーとは異なる緊張感を味わえます。

ビッグベイトを使えば必ず大型シーバスだけが釣れるわけではありません。

それでも、大きなルアーへ魚が反応する場面そのものが、ビッグベイトゲームの魅力です。

チューニング性が高い

スタンダードなシーバスルアーとの違いとして、チューニング性の高さが挙げられます。

チューニングとは、ルアーへパーツやウェイトを追加したり、テールやリップを交換したりして、浮力、潜行レンジ、姿勢、泳ぎを調整することです。

例えば、次のような変更ができます。

  • ウェイトシールで浮力を抑える
  • フローティングからサスペンドに近づける
  • フックやリングの重量で沈下速度を変える
  • テールの向きを変えてアクションを変える
  • リップを外してI字やS字系へ近づける
  • オプションパーツで水押しやレンジを変える

TiNY KLASHやKLASH9は、可変テールの向き、リップの着脱、オプションパーツによって、1個のルアーから複数のアクションを引き出せます。

釣りへ行けない日でも、自宅でルアーを調整し、水へ浮かべながら姿勢を確認できます。

魚を釣ることだけではなく、自分好みのルアーへ仕上げる過程もビッグベイトの魅力です。

シーバス用ビッグベイトおすすめ9選の比較

No.製品ジャンル全長重量タイプ
1MEGADOG 180トップウォーター180mm72gフローティング
2アマゾンペンシルトップウォーター160mm43gフローティング
3D-BONITO180トップウォーター180mm約80gフローティング
4ストリームデーモンビッグミノー160mm33.5gフローティング
5タイドミノーゴースト170F HIGH TORQUEビッグミノー170mm44gフローティング
6ジョインテッドクロー178ジョイント178mm2ozクラスF/SS
7TiNY KLASH Lowジョイント6.6インチ2ozクラスローフロート
8Davinci 190 SWジョイント190mm56gフローティング
9KLASH9 Lowジョイント9インチ4ozクラスローフロート

MEGADOG 180、アマゾンペンシル、D-BONITO180は水面を狙うトップウォーターです。

ストリームデーモンとタイドミノーゴースト170F HIGH TORQUEは、水面直下を一定レンジで通しやすいビッグミノーです。

ジョインテッドクロー178、TiNY KLASH Low、Davinci 190 SW、KLASH9 Lowは、ジョイント構造によるS字やロール、クランキングなどを使えます。

TOP WATER

トップウォーター系ビッグベイト

1.メガバス MEGADOG 180

項目スペック
全長180mm
重量72g
タイプフローティング
フック#1×3
リング#4×6
主な使い方ドッグウォーク・ロングスライド

MEGADOG 180は、大きなシルエットと強い水押しで広範囲へアピールするビッグペンシルです。

全長180mm、重量72gのフローティングで、左右へ大きく滑るロングスライドアクションを得意としています。

標準フックは#1を3本、リングは#4を合計6個使用しています。

正面から見ると正三角形に近いボリュームのある形状で、細身のペンシルベイトとは異なる強い水押しを発生させます。

水面を大きく左右へ滑らせることで、離れた場所にいるシーバスへ存在を知らせやすいルアーです。

フックアイにはパワースイベルが採用され、各フックは2個のリングを介して装着されています。
フックの追従性を確保し、シーバスの激しいヘッドシェイクによるバラシを軽減することを狙った設計です。

メガバスらしい立体的で美しい顔つきや、細部まで作り込まれたカラーも魅力です。

MEGADOG 180の使い方

基本はドッグウォークです。

ラインを張ったまま強く動かすより、少し糸ふけを残しながらロッドを短く動かすと、左右へスライドさせやすくなります。

一定間隔で首を振らせるだけでなく、数回動かした後に長めのスライドを入れると、追尾してきたシーバスへ食わせの間を作れます。

ドッグウォークに慣れていない人の場合、72gのボディを狙いどおりに動かすまで少し練習が必要です。

操作に慣れれば、大型ベイトが水面付近にいる状況で心強い武器になるでしょう。

MEGADOG 180がおすすめの人

  • 大型トップウォーターでシーバスを狙いたい人
  • 強い水押しを重視する人
  • コノシロやボラが水面付近にいる場所で使いたい人
  • ロングスライドアクションを楽しみたい人

注意点

バイトが見えても、すぐに大きく合わせないようにしてください。

魚の重さが乗る前に合わせると、重量のあるルアーが自分の方向へ飛んでくる危険があります。

ロッドへ魚の重さが乗ってからフッキングしましょう。

2.エバーグリーン アマゾンペンシル

項目スペック
全長160mm
重量43g
タイプフローティング
フック#1×3
リング#3×3
主な使い方ドッグウォーク・スライド・スプラッシュ

エバーグリーンのアマゾンペンシルは、「アマペン」の愛称でも知られるビッグペンシルです。

全長160mm、重量43gのフローティングで、強い水押しと金属的なラトルサウンドを特徴としています。

現行モデルは、シーバスを含むソルトウォーターターゲットに向けた製品として展開されています。

MEGADOG 180より小さく軽いため、大型トップウォーターの中では比較的操作しやすいモデルです。

ロッドワークに機敏に反応し、首を振るたびに強いラトル音を発生させます。

広いオープンエリアや、大量のコノシロに小型ルアーが埋もれてしまう状況でも、音と水押しによって存在を知らせやすいルアーです。

アマゾンペンシルの使い方

基本はドッグウォークです。

操作へ反応しやすいため、大型ペンシルに慣れていない人でも首振りの感覚をつかみやすいでしょう。

左右へターンさせた直後に次の入力を入れ続けるだけではなく、スライド後に少し惰性で動かすのがおすすめです。

惰性でゆっくり滑る時間が、追尾してきたシーバスに対する食わせの間として機能します。

反応がない場合は、細かいドッグウォーク、大きなスライド、ポーズ、高速ドッグウォークの順に操作を変えてみてください。

フックとリングは使用前に確認する

現行のアマゾンペンシルは、標準フックが#1、リングが#3です。

大型シーバスを強引に止める釣りや、強い流れの中で使用する場合は、フックとリングの状態を使用前に確認してください。

サビ、伸び、変形がある場合は交換します。

フックやリングを重いものへ変更すると、浮き姿勢やアクションも変わるため、交換後は足元で泳ぎを確認しましょう。

アマゾンペンシルがおすすめの人

  • 初めて大型ペンシルを使う人
  • 強いラトル音で広範囲へアピールしたい人
  • MEGADOG 180より軽いトップウォーターを使いたい人
  • 東京湾のコノシロパターンを狙いたい人

3.WooDream D-BONITO180

項目スペック
全長180mm
重量約80g
素材ウッド
タイプフローティング
推奨トレブルフックST-56 #2/0・#3/0
推奨シングルフックSH-20 #4/0相当
主な使い方ドッグウォーク・スライド・ポーズ

WooDreamのD-BONITO180は、ウッド素材で作られた全長180mm・約80gの大型トップウォータールアーです。

太めのボディによる強い水押しと飛沫で、水面を意識しているシーバスへアピールします。

メーカーが案内する推奨トレブルフックはST-56の#2/0または#3/0で、3フック、2フック、シングルツインフックなどのセッティングにも対応しています。

木製品のため、重量には多少の個体差があります。

水平に近い浮き姿勢でスライドを出しやすい

D-BONITO180は、水面で水平に近いきれいな浮き姿勢を取りやすいルアーです。

ロッドを軽く操作すると入力へ素直に反応し、左右へきれいなスライドを出せます。

大型トップウォーターの中には、ドッグウォークさせるための入力やラインスラックの調整が難しい製品もあります。

D-BONITO180は、大型のウッドペンシルでありながら首を振らせやすく、初心者でもドッグウォークの感覚をつかみやすい点が魅力です。

細かく連続して動かすだけでなく、大きくターンさせた後に入力を止め、惰性で横へ滑らせる使い方もおすすめです。

スライド後の減速が、追尾してきたシーバスに対する食わせの間になります。

ノンラトルで静かにアプローチできる

D-BONITO180はノンラトルのため、ラトル音に頼らず、水押しと飛沫でシーバスへアピールできます。

アマゾンペンシルのような強いラトル音を持つルアーは、広範囲へ存在を知らせたい状況で有効です。

一方で、同じ場所へ何度もルアーが投げられている状況や、魚がラトル音を警戒していると感じる場面では、ノンラトルのD-BONITO180を使い分けられます。

トップウォーター3製品は、次のように選ぶと分かりやすいです。

ルアーアピールの特徴向いている状況
MEGADOG 180強い水押しとロングスライド広範囲へ強くアピールしたい
アマゾンペンシル水押しと強いラトル音ベイトの群れの中で目立たせたい
D-BONITO180ウッドの水絡みとノンラトル音を抑えて自然に誘いたい

最初はアマゾンペンシルやMEGADOG 180をサーチベイトとして広く探り、反応がない場合にD-BONITO180へ交換するローテーションも可能です。

反対に、静かなD-BONITO180から入り、反応がなければラトル入りのアマゾンペンシルへ変える方法もあります。

ウッド素材ならではの水絡みと浮力

D-BONITO180には、プラスチックではなくウッド素材が使用されています。

ウッド素材ならではの水絡みのよさと高い浮力により、ロッド操作に対してキビキビと反応します。

左右へのスライドからポーズへ移行した際も、水面にしっかり存在感を残せる点が魅力です。

木材には素材ごとの個体差があるため、同じ製品でも重量や浮き姿勢がわずかに異なることがあります。
メーカーも、木製品のため多少の重量差があると案内しています。

フックやリングを交換した場合も姿勢が変化するため、使用前に足元で浮き姿勢とアクションを確認してください。

D-BONITO180の使い方

基本はドッグウォークです。

キャスト後は糸ふけを軽く回収し、ラインを張り切らない状態でロッドを短く動かします。

最初は細かいドッグウォークから始め、慣れてきたら大きな左右のスライドを試してください。

数回動かした後に入力を止め、ルアーを惰性で滑らせたり、長めにポーズさせたりする方法も有効です。

ノンラトルの利点を生かしたいときは、激しく飛沫を出し続けるより、大きくゆっくり滑らせて静かに見せる方法も試してみましょう。

フックセッティングで動きを変えられる

メーカーは、トレブルフックのST-56 #2/0・#3/0のほか、シングルフックや2フックセッティングも案内しています。フックの数や重さによって、アクションが変化します。

フックを軽くすると浮力が強くなり、アクションも軽快になりやすくなります。

重いフックへ変更すると浮力が抑えられ、水面へ絡ませながら動かしやすくなる場合があります。

ただし、推奨範囲から大きく外れるフックを装着すると、フック同士が絡んだり、本来のアクションが崩れたりする可能性があります。

交換後は必ず泳ぎを確認してください。

D-BONITO180がおすすめの人

  • 初心者でも動かしやすい大型ペンシルを探している人
  • 水平に近い浮き姿勢ときれいなスライドを重視する人
  • ラトル音を抑えてシーバスを狙いたい人
  • ウッドルアー特有の水絡みを楽しみたい人
  • フックセッティングによるチューニングを楽しみたい人

注意点

D-BONITO180は約80gあります。

一般的なMLやMクラスのシーバスロッドでは投げられない可能性が高いため、使用前にロッドの適合ルアー重量を確認してください。

木製品には重量差があり、フックやリングの組み合わせでも総重量と浮き姿勢が変わります。

BIG MINNOW

ビッグミノー・サブサーフェイス系

4.エバーグリーン ストリームデーモン

項目スペック
全長160mm
重量33.5g
タイプフローティング
潜行レンジ0.2〜0.4m
フック#3×3
主な使い方ただ巻き・ドリフト

ストリームデーモンは、ランカーシーバスを狙うために設計されたリップレスビッグミノーです。

全長160mm、重量33.5gのフローティングで、潜行レンジは水面下0.2〜0.4mです。

ジョインテッドクロー178より軽いものの、160mmの大型シルエットと強い水受けを持つため、本記事ではビッグベイトとして紹介しています。

独特なヘッド形状から、柔らかいウォブルロールアクションを発生させるルアーです。

アップクロスからドリフトさせ、流れに押された状態でも潜りすぎたり浮き上がりすぎたりせず、水面下の一定レンジを通しやすい設計です。

ストリームデーモンの使い方

基本はただ巻きです。

河川では上流側へ投げ、流れを受けながらゆっくり巻きます。

ルアーが流れを受けて動いている場合は、速く巻く必要はありません。
ラインを回収する程度の速度で、流れへ同調させる方法も有効です。

水受けが強いため、巻き速度を上げて広範囲を探ることもできます。

流れが強い場所では巻き抵抗が大きくなるため、ロッドを立てすぎず、ティップへ負担を集中させないようにしてください。

ストリームデーモンがおすすめの人

  • ナイトゲームで大型シルエットを使いたい人
  • 河川の流れを利用してドリフトさせたい人
  • 水面下20〜40cmをゆっくり探りたい人
  • ジョイント系よりミノーの操作に慣れている人

5.DUO タイドミノーゴースト170F HIGH TORQUE

項目スペック
全長170mm
重量44g
タイプフローティング
潜行レンジ0〜0.6m
フック#1/0
主な使い方ただ巻き・スローリトリーブ

タイドミノーゴースト170F HIGH TORQUEは、低速でも強く水を押すことを重視した大型フローティングミノーです。

全長170mm、重量44gで、潜行レンジは0〜0.6mです。大型の#1/0フックを搭載しています。

独自のリップ形状とウェイト調整により、低速でもボディを大きく振り、水を強く押すウォブンロールアクションを発生させます。

ラトル音も備えており、ナイトゲームや濁りのある状況で、視覚だけではなく波動と音でもアピールできます。

ノーマルの170Fより浅いレンジに設定され、60cm以浅のシャローエリアを攻略しやすいモデルです。

タイドミノーゴースト170F HIGH TORQUEの使い方

基本はスローなただ巻きです。

水を強く受けるルアーなので、速く巻かなくてもアクションを感じやすく、ナイトゲームで一定レンジを通しやすい特徴があります。

コノシロの群れが確認できる場合は、群れの中を速く横切らせるだけでなく、群れの横や下をゆっくり通してください。

反応がなければ、巻く速度を上げる、一度止めて浮上させる、ロッドの角度を変える、流れを受ける角度を変えるといった方法を試します。

タイドミノーゴースト170F HIGH TORQUEがおすすめの人

  • ナイトゲームのコノシロパターンを狙いたい人
  • シャローを強いウォブンロールで探りたい人
  • ただ巻きを中心にビッグミノーを使いたい人
  • 大型フックを搭載したミノーを探している人
JOINTED BAIT

ジョイント系ビッグベイト

6.ガンクラフト ジョインテッドクロー178

項目スペック
全長178mm
重量2ozクラス
タイプフローティング/スローシンキング
標準フックフロント#1・リア#2
主な使い方ただ巻き・ドリフト・ストップ&ゴー

ジョインテッドクロー178は、メーカーが「元祖S字系」と掲げる代表的なビッグベイトです。

全長178mm、重量2ozクラスで、フローティングとスローシンキングが用意されています。

もともとはブラックバス用として登場したルアーですが、人気の拡大とともにソルトウォーターでも広く使われるようになりました。

リップのないジョイントボディをただ巻きすることで、左右へS字を描きます。

近年の強い水押しを持つS字系ビッグベイトと比べると、ジョインテッドクロー178は比較的控えめでナチュラルな軌道を描くのが特徴です。

過度に動かしすぎず、自然なベイトとして見せたい場面に向いています。

ジョインテッドクロー178の使い方

最初は一定速度のただ巻きで使用します。

足元で泳ぎを確認し、S字がきれいに出る巻き速度を覚えてください。

河川では、上流側へ投げて流れに乗せるドリフトも有効です。

ルアーが自分の正面から下流側へ入るタイミングで、一度巻くのを止めたり、軽く方向を変えたりすると、食わせの間を作れます。

フローティングは浅い場所、スローシンキングは少し深い場所や流れの下へ入れたい場面で使い分けましょう。

ジョインテッドクロー178がおすすめの人

  • ビッグベイトの基準となる定番ルアーが欲しい人
  • 初めてS字系ビッグベイトを使う人
  • ナチュラルなS字アクションを重視する人
  • ただ巻きやドリフトを中心に使いたい人

7.DRT TiNY KLASH Low

項目スペック
全長6.6インチ・約170mm
重量2ozクラス
タイプローフロート
推奨ロッド6.6〜8ft・MH〜XH
推奨ライン16〜25lb
主な使い方ただ巻き・クランキング・I字・ロッド操作

TiNY KLASH Lowは、チューニング性の高さが魅力のジョイント系ビッグベイトです。

6.6インチ・2ozクラスのローフロートで、メーカー推奨ロッドはMH〜XH、推奨ラインは16〜25lbです。

「TiNY」という名前ですが、重量は2ozクラスです。

一般的なシーバスルアーと比べれば十分に大きく重いため、通常のMLロッドではなく、ビッグベイトに対応したタックルを使用してください。

独自の可変テールやリップの着脱により、強波動のジョイントアクション、I字系のサイレントアクション、ロール、予測しにくいパニックアクションなどへ変化させられます。

標準パーツだけでも4通りを試せる

標準テールの向きとリップの有無を組み合わせると、基本的に次の4通りを試せます。

テールリップ
通常向きあり
通常向きなし
逆向きあり
逆向きなし

リップありではクランクベイトに近い水押しを出しやすく、リップなしではI字やS字系に近い動きを作りやすくなります。

さらにウェイトシールを貼り、浮力を抑えてサスペンドに近づけるチューニングも可能です。

ただし、水温、フック、リング、スナップ、リーダーの重さによって浮力は変化します。

ウェイトを一度に大量に貼らず、少しずつ追加しながら水中姿勢を確認してください。

アクションを破綻させないための注意点

ただ巻きでも使えますが、リーリングジャークなどの操作は少し難易度が上がります。

チューニングや入力が合っていないと、ルアーが回転したり、意図しない方向へ飛び出したりすることがあります。

最初は標準状態のただ巻きから始め、巻く速度、リップ、テール、ウェイト、ロッド操作の順に変更するのがおすすめです。

一度に複数の部分を変えず、ひとつずつ違いを確認すると、自分の釣り場に合うセッティングを見つけやすくなります。

TiNY KLASH Lowがおすすめの人

  • チューニングを楽しみたい人
  • 1個のルアーで複数のアクションを使いたい人
  • 2ozクラスから始めたい人
  • ただ巻きだけでなくロッド操作にも挑戦したい人

8.ELEMENTS Davinci 190 SW

Davinci 190 SWは、斜めに配置された独特なジョイント構造を持つスイムベイトです。

全長190mm、重量56gのフローティングで、ソルトウォーターモデルにはOwner ST-46 #1と#4リングが装着されています。

項目スペック
全長190mm
重量56g・2oz
タイプフローティング
フックOwner ST-46 #1
リング#4
主な使い方ツイストロール・レンジ攻略

Davinci 190 SWには、ボディ前方に2つのラインアイがあります。

通常のアイでは、ツイストロールアクションで表層付近をスローに探れます。

背中側のダイビングアイへ接続すると、通常より深いレンジへ入れられます。

一般的なフローティングのビッグベイトよりレンジを入れやすく、バイブレーションのように深い場所を探る選択肢を持てることが特徴です。

Davinci 190 SWの使い方

まずは通常のアイへ接続し、表層付近をスローに巻きます。

反応がない場合や、ベイトの群れの下を探りたい場合は、ダイビングアイへ変更してください。

ラインアイを変えるだけでレンジとアクションが変わるため、ルアーを交換せずに異なる深さを探れます。

シャローでの根掛かりに注意

Davinci 190 SWは、ダイビングアイを使用するとレンジが入ります。

水深が浅い場所、岩場、沈み物が多い場所では、ボトムや障害物へ接触してロストする可能性があります。

初めて使う場所では通常アイから始め、水深を確認してからダイビングアイへ変更しましょう。

メーカーも、潜るアクションによる遠浅のシャローや岩場でのスタックを考慮し、SWモデルのフックとリングを変更しています。

Davinci 190 SWがおすすめの人

  • 表層だけでなく深いレンジも探りたい人
  • 2ozクラスのビッグベイトを使いたい人
  • 他のジョイントルアーとは異なる動きを試したい人
  • 大型河川や流れのある場所で使用したい人

9.DRT KLASH9 Low

項目スペック
全長9インチ・約229mm
重量4ozクラス・約113g
タイプローフロート
主な使い方クランキング・I字・S字・ロッド操作
難易度専用タックル向け

KLASH9 Lowは、TiNY KLASHの原型となる9インチ・4ozクラスの大型ビッグベイトです。

ローフロート仕様で、可変テール、リップの着脱、豊富なアクションパーツにより、さまざまなアクションへ変更できます。

TiNY KLASH Lowより大きく、シルエット、水押し、フラッシングが強くなります。

一方で、約113gあるため、キャストには専用タックルが必要です。

ロッド上限が120gの場合、KLASH9 Lowは上限にかなり近づきます。表記上は適合範囲内でも、力任せのフルキャストは避けなければなりません。

KLASH9 Lowの基本チューニング

TiNY KLASHと同じように、テールの向きとリップの有無を組み合わせて使用できます。

テールリップ
通常向きあり
通常向きなし
逆向きあり
逆向きなし

別売りのリップやテールを使用することで、クランキング、ロール、S字、I字、高速巻きなどへ対応できます。

ウェイトシールによるサスペンドチューニングも可能ですが、4ozクラスはルアー自体が重いため、調整後の総重量もロッドの上限内に収まっているか確認してください。

KLASH9 Lowがおすすめの人

  • 2ozクラスのビッグベイトに慣れている人
  • 大きなシルエットと水押しを重視する人
  • チューニングの幅を楽しみたい人
  • 4ozクラス対応の専用タックルを持っている人

初心者への注意点

初めての1本としてKLASH9 Lowを購入するより、先にジョインテッドクロー178やTiNY KLASH Lowなど、2ozクラスでキャストに慣れるのがおすすめです。

10.シーバス用ビッグベイトの選び方

狙うレンジから選ぶ

ビッグベイトは、見た目や人気だけでなく、狙いたいレンジから選びます。

狙うレンジおすすめルアー
水面・強いアピールMEGADOG 180
水面・ラトル音アマゾンペンシル
水面・ノンラトルD-BONITO180
水面下20〜40cmストリームデーモン
水面〜60cmタイドミノーゴースト170F HIGH TORQUE
表層〜浅いレンジジョインテッドクロー178・TiNY KLASH Low
表層から深いレンジDavinci 190 SW
大型シルエットKLASH9 Low

水面にベイトが見えるからといって、必ずトップウォーターへ反応するとは限りません。

トップウォーターで反応がなければ、水面直下、さらにその下と、少しずつレンジを下げていきましょう。

ルアー重量から選ぶ

今回紹介した製品は、33.5gから4ozクラスまで重量差があります。

重量帯該当ルアー特徴
30〜45g前後ストリームデーモン・アマゾンペンシル・ゴースト170F HT比較的導入しやすい
2oz前後ジョイクロ178・TiNY KLASH・Davinci 190ビッグベイトの基準
70〜80g前後MEGADOG 180・D-BONITO180強めの専用ロッドが必要
4oz前後KLASH9 Low専用タックルが必要

最初から「大きいほど釣れる」と考えるのではなく、自分のタックルで安全に投げられる重量から選んでください。

アピール方法から選ぶ

同じトップウォーターでも、シーバスへのアピール方法は異なります。

MEGADOG 180は強い水押しとロングスライド、アマゾンペンシルは水押しとラトル音、D-BONITO180はノンラトルとウッド素材の水絡みが特徴です。

まず音と水押しで広く探りたいならアマゾンペンシル、強いスライドを出したいならMEGADOG 180、音を抑えて見せたいならD-BONITO180を選びます。

操作の難易度から選ぶ

ただ巻きを中心に使いたい人には、ストリームデーモン、タイドミノーゴースト、ジョインテッドクロー178が向いています。

トップウォーターの操作を覚えたい人には、アマゾンペンシルやD-BONITO180が候補です。

より強い水押しとロングスライドを求めるならMEGADOG 180、チューニングやロッド操作を楽しみたい場合はTiNY KLASH LowやKLASH9 Lowが向いています。

11.シーバス用ビッグベイトタックルの選び方

ロッドは最大ルアー重量から選ぶ

ビッグベイトロッドは、HやXHなどの硬さだけで判断せず、適合ルアー重量を確認します。

使用ルアーロッド上限の目安
30〜45g前後最大60〜80g前後
2oz前後最大80〜100g前後
70〜80g前後最大100〜120g前後
4oz前後最大150g前後に余裕があると安心

ロッド上限が120gだからといって、120gのルアーを毎回全力で投げてよいわけではありません。

ウェイトシール、フック、リング、スナップを追加すると、表記重量より重くなる場合があります。

上限付近のルアーを頻繁に使用する場合は、さらに余裕のあるロッドを選んでください。

リールは200番クラスを基準にする

2oz前後を中心に使用する場合は、太いラインを十分に巻ける200番クラスのベイトリールが基準になります。

確認したいのは、PE3〜4号を必要量巻けること、ソルト対応であること、ボディとギアに剛性があること、長めのハンドルと握りやすいノブを搭載していることです。

4oz前後を頻繁に使用する場合は、200番だけでなく300番クラスも候補になります。

PEラインは3〜4号を基準にする

ビッグベイト初心者は、PE3〜4号を基準にすると扱いやすいです。

重量のあるルアーでバックラッシュすると、キャスト時の負荷が一点へ集中し、細いラインでは高切れする可能性があります。

ルアー重量PEラインの目安
30〜50g前後PE2〜3号
2oz前後PE3〜4号
70〜100g前後PE4号前後
4oz前後PE4〜6号

実際の号数は、ロッドとリールの適合範囲、障害物、キャスト経験に合わせて調整してください。

リーダーは40〜60lb前後

2oz前後を中心にする場合は、ナイロンまたはフロロカーボンの40〜60lb前後から検討します。

ナイロンは適度に伸びるため、キャストやバイト時の衝撃を吸収しやすい特徴があります。

フロロカーボンは伸びが少なく、護岸、橋脚、岩などへの耐摩耗性を重視したい場合に向いています。

トップウォーターを中心にするならナイロン、障害物や少し深いレンジを狙うならフロロカーボンも候補です。

スナップもビッグベイト対応品を使う

通常サイズのシーバスルアーに使用している小型スナップを、そのまま重量級ビッグベイトへ流用しないようにします。

オーナーのP-46最強SWスナップは、ビッグベイトシーバスを用途として挙げ、サイズ別に47〜146lbの強度を展開しています。

ルアー重量とライン強度に合ったサイズを選び、変形や開きが見られた場合は交換してください。

12.電車釣行向けに組んだビッグベイトタックル

私が電車釣行用として組んでいるビッグベイトタックルは、次の構成です。

道具使用モデル
ロッドメガバス VKC-78H-4
リールダイワ 25タトゥーラ TW 200
PEライン3〜4号
リーダー40〜60lb前後
中心ルアー2oz前後

ロッドはメガバス VKC-78H-4

VKC-78H-4は、全長7ft8in、最大ルアー重量120g、自重198g、仕舞寸法65cmの4ピースロッドです。

メーカーも対象魚と用途に「シーバス(ビッグベイト)」を挙げています。

一般的なビッグベイトロッドは、1ピースや長い2ピースモデルが多く、電車での持ち運びが負担になることがあります。

VKC-78H-4は65cmまで短くなるため、リュックやロッドケースへ収めやすく、電車、自転車、徒歩での移動と相性のよいモデルです。

2oz前後から120gクラスまで幅広く使えます。

ただし、KLASH9 Lowは約113gで上限120gに近いため、常用する場合はキャスト方法に注意が必要です。

リールはダイワ 25タトゥーラ TW 200

25タトゥーラ TW 200は、PE3号を200m、PE4号を140m巻ける200サイズのベイトリールです。

自重225g、100mmハンドルを搭載し、ソルトウォーターにも対応しています。

2oz前後を中心にするならPE3号、80〜100g前後まで余裕を持たせたい場合はPE4号が候補です。

ダイワは、太糸やPEライン、大型魚、ソルトウォーターへ対応し、中型から大型ルアーやビッグベイトをカバーするモデルとして紹介しています。

電車釣行で複数のビッグベイトタックルを持ち歩きたくない場合に、幅広い重量を1セットでカバーしやすい組み合わせです。

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13.シーバスをビッグベイトで狙いやすい時期

ビッグベイトゲームの代表的な時期は秋です。

秋はコノシロやボラなどの大型ベイトがまとまりやすく、大型シーバスがそれらを捕食する状況が増えます。

ただし、ビッグベイトが釣れるのは秋だけではありません。

春から夏でも、イナッコ、ボラ、コノシロなどの大型ベイトが確認できれば、ビッグベイトへ反応する可能性があります。

季節だけで判断するのではなく、次の状況を確認してください。

  • コノシロやボラが群れでいる
  • 水面に大きな引き波が出ている
  • 大型ベイトが追われている
  • 大きなボイルが起きている
  • 鳥がベイトの群れへ集まっている
  • 通常サイズのルアーへ大型魚が追尾してくる

ビッグベイトは「秋になったから投げる」のではなく、大型ベイトがいるかを確認して選ぶことが重要です。

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14.おかっぱりでビッグベイトを狙いやすい場所

東京湾奥

河川の流心と流れのヨレ

速い流れと緩い流れが接する場所には、ベイトがたまりやすくなります。

ビッグベイトを流心へ投げて横切らせるだけでなく、流れの境目へ長く置くイメージで通してみてください。

橋脚と明暗

橋脚周辺は流れが変化し、シーバスがベイトを待ち伏せしやすい場所です。

ただし、高額なビッグベイトを橋脚へぶつけたり、魚に巻かれてロストしたりする危険があります。

慣れないうちは橋脚ぎりぎりを狙わず、安全に回収できるコースから始めましょう。

河口や合流地点

川と海、支流と本流など、異なる流れがぶつかる場所にはベイトが集まることがあります。

ただ巻きだけでなく、流れへ乗せるドリフトも試しやすいポイントです。

大型ベイトが確認できる護岸

コノシロやボラが護岸沿いを移動している場合は、沖だけでなく足元も狙い目です。

ビッグベイトを遠投することだけを考えず、護岸と平行に通す方法も試してください。

15.シーバス用ビッグベイトの釣り方

最初はただ巻きから始める

初めて使うルアーは、いきなり遠投せず、足元で動きを確認します。

ゆっくり巻いたとき、速く巻いたとき、止めたときにどのような動きをするか確認してください。

実釣では、一定速度のただ巻きから始めます。

反応がなければ、次の順で変更しましょう。

  1. 巻く速度
  2. 通すコース
  3. 狙うレンジ
  4. ルアーの種類
  5. カラー

カラー交換を繰り返す前に、シーバスがいる場所へルアーを通せているかを確認することが重要です。

河川ではドリフトさせる

上流側へ投げ、ラインを張りすぎずにルアーを流れへ乗せます。

リールを巻いて無理に泳がせるのではなく、流れを受けて自然に動く速度を探しましょう。

ルアーが自分の正面から下流へ入る場所では、ルアーの向きや速度が変化します。

この変化が食わせのきっかけになることがあります。

ストップ&ゴーで間を作る

ただ巻きの途中でリールを止めると、ルアーの動きや姿勢が変化します。

フローティングは浮上し、スローシンキングやシンキングは沈みます。

追尾しているシーバスに食わせの間を与えられますが、浅い場所でシンキング系を長く止めると根掛かりするため注意してください。

トップウォーターは惰性のスライドを使う

ドッグウォークは、左右へ細かく首を振らせ続けるだけではありません。

数回操作した後、次の入力を少し遅らせ、惰性で横へ滑らせてみてください。

この瞬間にルアーの速度が落ち、シーバスがバイトしやすくなることがあります。

特にアマゾンペンシルやD-BONITO180は、スライド後の間を意識して操作するのがおすすめです。

16.ビッグベイトで釣れないときの対処法

大型ベイトがいるか確認する

ビッグベイトで反応がない場合、最初に大型ベイトの有無を確認します。

ベイトがまったく見えず、水面にも変化がない場合は、場所を移動するか、通常サイズのルアーへ変更しましょう。

ラトル入りとノンラトルを使い分ける

アマゾンペンシルなどのラトル入りルアーで反応がない場合は、ノンラトルのD-BONITO180へ交換します。

反対に、D-BONITO180で魚へ気づかせられていないと感じる場合は、ラトル音の強いアマゾンペンシルへ変更します。

音の有無を使い分けることで、同じトップウォーターでも異なるアプローチができます。

水面から順番にレンジを下げる

トップウォーターで反応がなければ、ストリームデーモンやタイドミノーゴーストで水面直下を探ります。

さらに反応がなければ、Davinci 190 SWのダイビングアイなどを使い、ベイトの群れより下を通してみてください。

サイズを下げる

KLASH9 LowやMEGADOG 180で反応がなければ、2ozクラスのジョインテッドクロー178やTiNY KLASH Lowへ下げます。

それでも反応がなければ、通常サイズのミノーやシンキングペンシルへ戻す判断も必要です。

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17.ビッグベイトをチューニングするときの注意点

タイニークラッシュ

変更前の状態を記録する

パーツやウェイトを変更する前に、標準状態を写真で残しておきます。

どのパーツをどの向きで付けていたか分からなくなると、元のアクションへ戻せなくなることがあります。

ウェイトは少しずつ追加する

ウェイトシールを貼る場合は、少量ずつ追加します。

一度に重くすると、沈みすぎたり、アクションが出なくなったりします。

バケツや足元の水中で姿勢を確認しながら調整してください。

フック交換でも動きは変わる

フックやリングを大型化すると、浮力、沈下速度、ロール幅などが変化します。

強度を高めるために交換した場合も、必ず泳ぎを確認してください。

特にD-BONITO180は、フックの数と重量によってアクションが変わることをメーカーも案内しています。

チューニング後の総重量を確認する

ロッドの上限に近いルアーへウェイトや大型フックを追加すると、適合重量を超える可能性があります。

本体の公称重量だけではなく、フック、リング、スナップ、追加ウェイトを含めた状態で安全に使用できるか確認しましょう。

18.ビッグベイトゲームの安全対策

キャスト前に後方を確認する

ビッグベイトは重量があり、人や物へ当たると重大な事故につながります。

後方だけでなく、左右、頭上、着水地点まで確認してください。

近くに人がいる場合はキャストを中止します。

ラインと結束部を頻繁に点検する

キャストを繰り返すと、リーダーや結束部分へ負荷が蓄積します。

毛羽立ち、傷、白い変色、折れ癖を見つけた場合は、すぐに結び直してください。

大型フックを素手で外さない

ビッグベイトには大型のトレブルフックが付いています。

シーバスが暴れた際に手へ深く刺さる危険があるため、フィッシュグリップとロングノーズプライヤーを使用してください。

ランディングネットを用意する

強いロッドを使っていても、シーバスを高い護岸から無理に抜き上げないようにします。

足場の高さに対応できるランディングネットを用意してください。

19.シーバスのビッグベイトに関するよくある質問

シーバス用ビッグベイトの基準は何mmですか?

明確な共通基準はありません。

本記事では、178mm・2ozクラスのジョインテッドクロー178を基準に、全長160mm前後から9インチクラスまでを紹介しています。

初心者におすすめのビッグベイトはどれですか?

トップウォーターならアマゾンペンシル、S字系ならジョインテッドクロー178、チューニングを楽しみたいならTiNY KLASH Lowがおすすめです。

ノンラトルで操作しやすい大型ペンシルを探している場合は、D-BONITO180も候補になります。

2ozは何gですか?

2ozは約56.7gです。

「2ozクラス」と表記されている製品は、フック、リング、パーツ、個体差によって多少前後する場合があります。

通常のシーバスロッドで投げられますか?

ロッドの適合ルアー重量によります。

一般的なMLクラスでは、2oz前後を安全に投げられない場合が多いため、適合重量に余裕のあるH〜XHクラスなどを使用してください。

PEラインは何号がおすすめですか?

2oz前後を中心にするならPE3〜4号が基準です。

70〜100g前後や4ozクラスを使用する場合は、ロッドとリールの適合範囲を確認し、PE4号以上も検討してください。

ビッグベイトは秋以外でも釣れますか?

秋以外でも使用できます。

秋のコノシロパターンが代表的ですが、春や夏でも、ボラやイナッコなどの大型ベイトを捕食していれば反応する可能性があります。

ラトル入りとノンラトルはどう使い分けますか?

広範囲へルアーの存在を知らせたい場合は、ラトル入りのアマゾンペンシルが候補です。

同じ場所へ何度もキャストされている状況や、音を抑えて見せたい場合は、ノンラトルのD-BONITO180を使います。

ウッドルアーのメリットは何ですか?

ウッド素材のルアーは、高い浮力、水絡みのよさ、ロッド操作に対する反応のよさが魅力です。

一方で、木材には個体差があり、重量や浮き姿勢がわずかに異なる場合があります。

ビッグベイトだけ持っていけばよいですか?

通常サイズのルアーも持参するのがおすすめです。

シーバスが小型ベイトを捕食している場合や、ビッグベイトに追尾するだけで食わない場合は、ミノーやシンキングペンシルへサイズを下げます。

ビッグベイトのチューニングは必要ですか?

標準状態でも使用できるため、必須ではありません。

まず標準状態で動きを確認し、狙うレンジや巻く速度に合わない場合に、ウェイトやパーツを調整しましょう。

まとめ|最初はジョイクロ178前後のサイズから始めよう

シーバス用ビッグベイトには明確な定義がありません。

本記事では、元祖S字系のジョインテッドクロー178を基準とし、その前後にある大型ルアーを紹介しました。

最初の1本は、次のように選ぶのがおすすめです。

目的おすすめルアー
トップウォーターを始めたいエバーグリーン アマゾンペンシル
ノンラトルのウッドペンシルを使いたいWooDream D-BONITO180
S字系ビッグベイトを始めたいガンクラフト ジョインテッドクロー178
チューニングを楽しみたいDRT TiNY KLASH Low
ナイトゲームのシャローを狙いたいDUO タイドミノーゴースト170F HIGH TORQUE
強い水押しの大型トップを使いたいメガバス MEGADOG 180
深いレンジまで探りたいELEMENTS Davinci 190 SW

ビッグベイトは、大きなシルエットや迫力のあるバイトだけでなく、自分好みにチューニングできることも魅力です。

釣りへ行かない日は自宅でパーツや浮力を調整し、次回の釣行に向けてセッティングを考える楽しみがあります。

D-BONITO180のようなウッドルアーでは、フックセッティングによる浮き姿勢やアクションの違いを試すこともできます。

ただし、重量のあるルアーは、通常のシーバスタックルより事故の危険が高くなります。

ロッドの適合重量、ライン強度、結束部、キャスト方向を確認し、最初はジョインテッドクロー178などの2oz前後から安全に始めてください。