一人でできる趣味ならシーバス釣り|東京で80cm超を狙えるアウトドアの魅力
「休日に何か始めたい。でも、毎回誰かと予定を合わせる趣味は続かなそう」
「家で過ごすのも好きだけど、たまには外で夢中になれることがしたい」
そんな人に知ってほしいのが、シーバス釣りです。
シーバスとは、一般に「スズキ」と呼ばれる魚のこと。東京湾や都内を流れる川にも生息し、大きな個体は80cmを超えます。
もちろん、80cm超が簡単に釣れるわけではありません。
それでも、通勤電車から見える橋や、いつもの散歩道のすぐそばに、自分の両腕で抱えるような魚が泳いでいるかもしれない。
その事実だけで、東京の景色が少し違って見えてきます。
シーバス釣りは、一人で好きな時間に出かけられて、ルアーを投げながら魚の居場所を考える遊びです。
意外と歩きますし、思いどおりにいかない日もあります。
それでも魚が掛かった瞬間には、大人でも本気の「よっしゃ!」が出ます。
この記事では、関東・東京周辺で一人でできる趣味やアウトドア趣味を探している人へ、シーバス釣りの魅力と、始める前に知っておきたい現実を釣り人目線で紹介します。
一人で没頭できるアウトドア趣味を探す人にシーバス釣りは合う

シーバス釣りは、次のような人と相性のいい趣味です。
- 誰かと予定を合わせず、自分の都合で遊びたい
- 家の外で気分転換したい
- ただ待つより、自分で考えて試すことが好き
- 散歩や軽い運動も兼ねたい
- すぐに結果が出なくても、試行錯誤を楽しめる
- 大人になってからも本気で夢中になれるものがほしい
朝に1〜2時間だけ行く。休日の夕方から出かける。
仕事帰りに少しだけ水辺へ寄る。そんな楽しみ方ができるため、忙しい社会人でも自分の生活に合わせやすいです。
一人で成立する趣味ですが、ずっと一人でなければいけないわけでもありません。
たまに友人と行ったり、釣り場で顔見知りができたりすることもあります。
**一人の予定だけで始められて、気が向けば人とも楽しめる。**
この自由さは、長く続けるうえでかなり大きな魅力です。
東京の日常のすぐ隣で80cmを超える魚を狙える

シーバス釣りの一番の魅力を挙げるなら、私は「身近さと魚の大きさのギャップ」だと思います。
多摩川、荒川、旧江戸川、東京湾沿岸など、東京で暮らしていれば一度は見聞きしたことのある水辺がシーバスの釣り場になります。
大物を求めて、必ずしも離島や山奥まで遠征する必要はありません。
ビルや住宅が並ぶ街のすぐ横に川が流れ、その水中には80cmを超える個体がいる可能性がある。
東京の日常と、巨大魚を狙う非日常が同じ風景の中にあります。
いつもの川や橋が「魚のいる場所」に変わる
シーバス釣りを始めると、今まで何気なく見ていた水辺が少しずつ違って見えてきます。
「橋の下は暗くなっているな」
「ここだけ流れが速い」
「小魚が集まっている」
以前ならただ通り過ぎていた場所でも、水の中を想像するようになります。
通勤で渡る橋も、休日に歩く川沿いも、「もしかしたら魚がいるかもしれない場所」に変わります。
釣りをしていない時間まで、街の見え方が少しおもしろくなる。
これは身近な都市河川で楽しめるシーバス釣りならではです。
80cm超は簡単ではないからこそ夢がある
ここは誤解してほしくないのですが、シーバス釣りを始めればすぐに80cmを超える魚が釣れるわけではありません。
そもそも一匹も釣れずに帰る日もありますし、80cm超は多くの釣り人にとって特別なサイズです。
それでも、いつもの川でそのサイズに出会える可能性はある。
簡単ではないからこそ、狙う価値があり、釣り上げた一匹が強く記憶に残ります。
エサを入れて待つだけではない|ルアーで自分から仕掛ける

釣りと聞くと、イスに座り、エサを付けた竿を置いて待つ姿を想像する人もいると思います。
シーバス釣りは、少し違います。
主に使うのは、魚の形などをした疑似餌の「ルアー」です。
ルアーを投げて巻くだけでなく、流れに乗せたり、少し沈めたり、動かす速さを変えたりしながらシーバスを誘います。
考えることも、意外とたくさんあります。
- どこに魚が隠れていそうか
- 小魚はいるか
- 流れはどちらへ向かっているか
- 水面近くと深い場所のどちらを探るか
- どのルアーを、どの速さで動かすか
たとえば夜の橋では、明るい側と暗い側の境目に魚が待っているかもしれません。
そこで「この流れなら、あの位置へルアーを入れてみよう」と考えて投げます。
そして狙った場所で、突然、**ゴンッ!**と手元に衝撃が伝わる。
ただ偶然釣れたというより、自分の予想と工夫が魚につながった感覚があります。
この、自分で魚を探し、自分から仕掛けていくゲーム性がシーバス釣りのおもしろさです。
ルアーを投げて歩くので、意外と運動になる

シーバス釣りは、座ったまま待ち続ける釣りではありません。
ルアーを投げる。巻く。また投げる。反応がなければ川沿いを歩いて、別の場所を探す。
これを繰り返します。
釣りが終わってスマートフォンの歩数を見ると、「こんなに歩いていたのか」と驚く日もあります。
腕だけでなく、移動で足も使うため、見た目よりしっかり体を動かします。
もちろんランニングや本格的なスポーツほどの運動量ではありません。
それでも、ただ散歩するより「次の場所には魚がいるかもしれない」という目的があるので、自然と歩けます。
体を鍛えることだけが目的ではなく、**遊んでいたら結果的に運動にもなっていた。
**そのくらいの距離感を求める人には、ちょうどいいアウトドア趣味です。
朝だけ、夜だけ、仕事帰りでも。一人の予定で楽しめる
一人でできる趣味として、シーバス釣りが続けやすい理由は、時間の使い方が自由なことです。
- 休日の朝だけ
- 夕方から数時間だけ
- 夜の涼しい時間だけ
- 仕事帰りに無理のない範囲で
誰かの返事を待つ必要はありません。
天気や体調を見て行くのをやめても、迷惑をかける相手はいません。
自分のペースで釣り場を回り、帰りたくなったら帰れます。
釣りを始めると、「次はあそこへ投げよう」「巻く速さを変えてみよう」「小魚が動いたから近くにいるかも」と、目の前の水面だけを考える時間が増えます。
仕事やSNSから少し離れ、気付けば数時間が過ぎている。
一人で没頭できる趣味を探している人にとっては、魚を釣ることだけでなく、その時間自体がいい気分転換になります。
大人でも思わず「よっしゃ!」が出る
川沿いを歩いていると、ときどき水辺から突然、
「よっしゃ!!」
という大きな声が聞こえることがあります(笑)。
驚いて周りを見ると、少し離れた場所で釣りをしていたおじさんの竿が大きく曲がっている。
たぶん、魚が掛かったのでしょう。
普段は静かそうな大人でも、シーバスが食いついた瞬間には声が出ます。
実際に釣りをすると、その気持ちが分かります。
何度投げても反応がない。ルアーを変えても、場所を移動しても釣れない。
そろそろ帰ろうかと思ったところで、突然竿が曲がる。
水面に大きな魚体が見え、外れないでくれと願いながら少しずつ寄せ、最後に網へ入る。
この瞬間は、大人でもかなり熱くなります。
大人になってから、周りを気にする前に「よっしゃ!」と声が出るほど夢中になれることは、意外と多くありません。
忘れられない「メモリアルフィッシュ」ができる
釣り人は、強く記憶に残った一匹を「メモリアルフィッシュ」と呼ぶことがあります。
初めて釣ったシーバス。初めて60cmを超えた魚。70cm、そしていつか出会うかもしれない80cmオーバー。
釣った場所や時間、使っていたルアー、魚が掛かった瞬間まで、不思議なくらい覚えています。
自分で魚の居場所を考え、何度もルアーを投げ、最後は自分の手で釣り上げた一匹だからこそです。
写真だけでなく、そこへ至るまでの失敗や迷いまで含めて記憶に残ります。
一匹の魚が、何年経っても話したくなる休日の思い出になる。
これもシーバス釣りを長く続ける人が多い理由の一つだと思います。
始める前に知っておきたい3つのデメリット
ここまで魅力を紹介してきましたが、シーバス釣りは誰にでも手放しでおすすめできる趣味ではありません。
始める前に、費用・釣果・安全の3点は知っておいてください。
道具一式にはお金がかかる
シーバス釣りには、最低限でも次のような道具が必要です。
- 竿(ロッド)
- 糸を巻く道具(リール)
- 釣り糸
- ルアー数個
- 魚を取り込むための網(ランディングネット・タモ)
- ライフジャケット
- 夜に釣るなら、足元を照らすライト
安全装備まで含めてそろえると、最初に数万円程度は見ておきたいところです。
さらに釣具は価格帯が広く、ルアーの色やサイズにこだわり始めると、いくらでも増えていきます。
ただし、最初から高級な竿やリールを買う必要はありません。
エントリーモデルを選び、ルアーも役割の違うものを数個に絞れば、価格を抑えて始められます。
続けたいと思ってから、必要な道具を少しずつ足せば十分です。
道具選び自体が楽しくなって散財しやすいのは……釣りの少し怖いところですが(笑)。
釣れない日も普通にある
シーバス釣りは、行けば必ず釣れる趣味ではありません。
数時間投げても、一度も魚の反応がない日もあります。
すぐ結果が出ない遊びが苦手な人には、少し合わないかもしれません。
一方で、場所や時間、ルアーを変えながら「次はどうするか」を考えられる人には、その難しさも楽しさになります。
80cm超はもちろん、最初の一匹も簡単だとは限りません。
だからこそ、ようやく釣れたときに忘れられない一匹になります。
水辺なので事故への備えが欠かせない
川や海で行う以上、転落や水難事故のリスクはゼロにできません。
特に夜間、濡れた護岸、足元が高い場所、流れの強い場所では注意が必要です。
- ライフジャケットを着用する
- 釣りを始める前に足場を確認する
- 夜間はライトを用意し、無理な移動をしない
- 天候や水位、潮の変化を確認する
- 立入禁止・釣り禁止の場所には入らない
- 現地の看板や最新ルールを確認する
初心者は、まず明るい時間に、足場が安定した場所から始めると安心です。
必要以上に怖がることはありませんが、魚より自分の命の方が圧倒的に大切です。
安全対策と釣り場のルールを守ったうえで楽しむことが、このアウトドア趣味を長く続けるための前提になります。
興味が湧いたら、最初の一歩は小さくていい
ここまで読んで「少しやってみたい」と思っても、いきなり高価な道具を一式買う必要はありません。
まずは、必要な道具、釣れる時期、場所、ルアーの基本を知るところからで大丈夫です。
初心者向けシーバス釣り完全ガイドでは、初めての人向けにシーバス釣りの全体像をまとめています。
次に、自宅から行きやすく、ルールを確認しやすい場所を探してみてください。
東京湾のシーバスポイントを探すページでは、エリアや駅からの距離、夜間利用、トイレの有無などから掲載ポイントを探せます。
最初は明るい時間に釣り場の雰囲気を見るだけでも、かなりイメージが湧きます。
安全に立てる場所か、どんな人が釣りをしているか、現地に禁止事項がないかを確認してから、必要最低限の道具を選びましょう。
まとめ|東京の日常のすぐ隣に、夢中になれる非日常がある
シーバス釣りは、一人で好きな時間に出かけ、自分で考えながら魚を探せるアウトドア趣味です。
ルアーを何度も投げ、川沿いを歩くので意外と体も動かします。
釣れない日もありますし、道具代や水辺の安全対策も必要です。
それでも、東京の身近な川や海で、自分の両腕で抱えるような大型魚を狙える趣味はそう多くありません。
いつも見ている橋の下で、70cm、80cmというメモリアルフィッシュに出会うかもしれない。
そして無事に釣り上げた瞬間には、自分でも驚くくらい大きな「よっしゃ!」が出るかもしれません。
次に東京の川や海のそばを歩いたら、少しだけ水面を見てみてください。
日常のすぐ下に、とんでもなく大きな魚が泳いでいるかもしれません。
















